last blessing




『私は不器用ですから』
そうわかったのはいつ頃の事だっただろう。
リナさんと話していたとき、初めて自分の言葉で肯定した。
私はそんなように思う、自分の事を考えることは殆どなかった。今まで考える必要がなかったのに・・・。
リナさん達に影響されたのだろうか・・・?
それとも・・・・ルークに出会ったから?
彼はいつのまにか私の中に入ってきていた。気づけば私の隣にいた。
そしていつの間にか・・・・・失いたくないものになっていた・・・・・・・・。
『俺のらぶらぶマイハニーはミリーナだけだ!!』
『迷惑です』
そんな事しか言えず・・・・素直になれなかったのだろうか。
あんなにも・・・・嬉しかったのに・・・・・・・・
ルークとの旅、私達が掲げていたのは宝探し屋。
でもそんなの・・・・どうでもよかった。
もともと別にそんなの興味がなかったし、暇つぶしの為にやっていたことだったし、それより何より・・・・
ルークと旅が出来るなら、理由なんて何だって良かった。
でもそんなこと、認める事なんて絶対に・・・できなかった。
そして私は内心、そんな私にいつ愛想尽かされるんじゃないかって・・・・怯えてもいた。
でもルークは・・・・・ずっと一緒にいてくれた。
それは静かな・・・・優しさだった。
そしてリナさんにこう言われたのはいつだっただろう?
「ミリーナって何だかんだ言ってもルークの事好きなんでしょ?」
驚いた。私がルークを・・・・・好き?勿論そんなことわかるわけもなく、
「別に。あなたこそガウリイさんが好きなんでしょう?」
そう、ごまかした。
するとリナさんは一瞬にして真っ赤になって思いっきり否定した。
私はそうやって表情に出すことすら・・・・できない。
そう、本当に“不器用”だった。
しかしこの想いを肯定したのは・・・・・いつ?
あぁ、そうか、あの時だ。
ルークが・・・・・泣いている。あのルークが泣いている。
周りの視界はぼやけてしまって見ることすら困難なのにルークの顔だけがはっきりと見える。
「だめだ!ミリーナ、逝くな!!お前は絶対に大丈夫だから・・・・・逝かないでくれ・・・・・!!」
声が掠れている。私の・・・・・為に?
・・・大丈夫。私は、大丈夫だから・・・・・そんなに泣かないで。
だってこんなに・・・・・暖かいもの。光が・・・・・見えるもの・・・・・。
これはきっと・・・・・希望の光だから・・・・・。
「ねぇルーク・・・・・・・お願いがあるの」
きっと私の・・・・・・・・最初で最期の願いだから・・・。
今まで色々あったよね。色んな危険も・・・・・2人で乗り越えた。
私は人に頼らないでなんでも1人でやりたかったから、弱いところなんて見せなかったし、ましてや願いなんて・・・持たなかった。
でも今日だけ・・・・・聞いてくれる?
「ヒトを・・・・・嫌いにならないで・・・・・。それと―――――」

ルーク・・・?私の最期の言葉、きちんと聞いてくれた?
私の声・・・・・届いた?
・・・そっか、大丈夫だよね。最期にあなたが・・・・・笑ってくれたから・・・・・
大丈夫、また逢えるよ――――――――――。

『ルーク・・・・・・好きよ』






やっと書けました、ルクミリです!!
ふぅ・・・・・一部で書く書くと言い続け、書いていなかったんです(←悪党)
ちなみに題名、last blessingとは最後の祝福という意味です。
何か天使が舞い降りてきそうな題名にしたかったのですが・・・・成功してるでしょうか?(苦笑)
シアはルクミリ、とっても好きです。ゼロリナの次に好きです。
最早ミリーナは別人と化してしまっていますが・・・・・(-_-;)
ミリーナは最期、ルークと2人きりになった時、こう言い残したと思うのです。
「好きだった」ではなく「好き」と。
まぁ、もう1つの考えとしては、ルークが残されて可哀想だからそんなこと言わなかったとも考えられるのですが(^_^;)
ルークがあぁなってしまってから、最後に止めたのは・・・・彼女ですよね。
きっとあっちで・・・・・逢えたよね?

シア